Deltang受信モジュールの仕様について



Deltang受信モジュールの仕様に関して情報収集してみました。

1.Rx31の仕様
・電源電圧3~6V
・4chのサーボ出力
・CH3からは、PPMやRS232C形式で7CH分の受信信号を垂れ流しも可能。
・FETを実装すればブラシ付きモータをドライブ可能
※1方向なので、車や電車で前進/後退が欲しい場合は、Hブリッジなど回路の追加が必要ですね。
・DSM2の空中(飛行機)と地上(車や電車など)の送信機に対応

Rx32~36も基本的には同じで、出力チャンネル数が多いとか、主要メーカーのサーボ用コネクタが付いているというだけの様です。


2.無線の物理層
受信モジュールの写真に写っているサイプレス社CYRF69103-40のデータシートによると、

ワールドワイド対応で、日本についてはARIB STD-T66準拠とある。
ARIBのサイトで規格書を確認。
・第2世代小電力データ通信規格
・周波数帯域 2.4~2.4835GHz
・デジタル信号であれば、単方向も双方向(単複信、複信)も可。
・電波の変調はスペクトル拡散で、直接拡散(DSSS)か周波数ホッピング(FHSS)。
又はこれらの複合したもの。
・データの変調は規定なし。
・最大空中線電力は10mW

早い話が、WiFiやBluetoothなどと一緒って事ですな。


3.無線の通信プロトコル
DSM2というのは、Spektrum社の規格の様です。

その他メーカー
JRプロポ:DSMJ
双葉電子:FASST/FHSST
三和電子:DSSS/FHSS
FrSKY:ACCST

結局、各社バラバラで、Deltangの受信モジュールを使う場合はDSM2対応の送信機じゃないと、通信は繋がらないって事。

ググってみると、JRプロポからDSM2対応のプロポ用送信モジュールが販売されていた。
技適情報によると空中線電力は2mW/MHzなので微弱無線でしょうね。電波法上は電力ではなく、現実に出力されている電界強度の規制なので推測ではありますが・・・

まあ、微弱であろうがなかろうが技適登録されている訳で、この送信モジュールを使えば法的にはクリアって事には間違い無い。 それにしても、この送信モジュールはべら棒に高いな~

続く


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