USBブートDebian(For Raspberry Pi)

RaspberryPi上でカーネルを再構築しようとすると、コンパイルに4~5時間は掛かるそうですので、PCを使ってクロス環境を構築してみた。

RaspberryPi(ARM)のクロスコンパイラをググってみるとUbuntu上で走らせている人が多いようですが、RaspberryPiと同じDebianを選択しました。 また、Windows8になってLinuxとのデュアルブートが厄介になっている模様なので、USBメモリブートのDebianを作成する事としました。

インストーラをUSBメモリにインストール

サイトからDebianのnetインストーラをダウンロードしてきます。
 32ビットPC netinst iso [ debian-6.0.7-i386-netinst.iso ]

※当初は64ビット版Debianをセットアップしましたが、カーネルのコンパイル時のエラーにめげて32bit版Debianにしました。

◆CDROMやUSBメモリ等にインストーラのisoファイルを書き込みます。
ライターソフトはお好みで。私はwin32diskimagerでUSBメモリに書き込みました。
  

◆PCを再起動して、インストーラを書き込んだメディアから起動します。
USBメモリからの起動方法はBIOSによって異なります。(古~いPCだとそもそもUSBブート非対応ですので諦めてください・・・)

DebianをUSBメモリにインストール

◆インストール先のUSBメモリを挿入しておきます。
CUIのみであれば8GB以上、GUI(デスクトップ)も含めるなら16GB以上のUSBメモリを用意します。




お好みで名前を付けます。
通常は空白のままや「localhost」でOKです。
セキュリティの為パスワードを設定しておきましょう。パスワードはお忘れなく。
適当に好きな名前を入れておきます。
Debianにログインする時のアカウント名です。
念のため設定しておきましょう。
今回はDebian専用にUSBメモリの全領域を割り当てます。
Windowsの入っているHDDやインストーラの入っているUSBメモリと間違わないように選択します。
パーティション毎の容量割り当てを考えるのは面倒ですのでお任せモードで(笑)
スワップ領域だけ別パーティションに割り当てられているようです。


一般的なホームネットワークなら空白でOK
お好みで・・・
RaspberryPiとの通信用にSSHをインストールしておきましょう。
GUIで使いたいならグラフィカルデスクトップ環境にもチェックを。
(USB3.0対応PC&USBメモリじゃないと重いと思われますが・・・)
ディフォルトは「はい」なので要注意!!
インストールが終了してこの画面が表示されればUSBメモリへのインストールが無事終了です。
お疲れさまでした~

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GRUBをWindowsの入っているHDDにインストールしてもうた・・・

VISTAとWindows8のデュアルブートになっているのですが、最初、メッセージを良く読まずにエンターキーを叩いてしまいHDDにGRUBがインストールされてしまいました。

ブートローダーの復旧方法

1)Windows8のインストールディスクから起動します。
2)インストール画面が表示されたら、左下にある「コンピュータを修復する」を選択します。
3)「トラブルシューティング」に入ります。
  ※PCのリフレッシュは効果無しでした・・・
4)「詳細オプション」を選択します。
  ※「自動修復」は効果無しでした・・・
5)コマンドプロンプトを起動します。
6)コマンド実行
 bootrec /fixboot ↓
 bootrec /fixmbr ↓
 exit ↓
7)再起動

※どんな環境でも通用するとは限りませんので、あくまで参考まで

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