ファンクションシュミレーションとタイミングシュミレーションがありますがその違いを見てみます。
まずは相違点が出やすい回路に書き換えます。
■回路変更とシンボルの更新
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DFFの出力に反転出力「nq」を追加記述しました。 |
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コンパイルを掛けたのち、シンボルを再作成します。 |
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DFFを使用している上位の回路図のシンボルを更新します。 |
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nq出力が回路図上のシンボルに現れました。 |
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分周回路に書き換えます。 |
■ファンクションSIMとタイミングSIMの比較
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ファンクションSIM(CLK=10MHz) 回路設計通り分周出力が得られています。 |
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タイミングSIM(CLK=10MHz) ファンクションSIMと同様に分周出力が得られています。 |
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ファンクションSIM(CLK=1GHz) 正常に分周回路として動作しています。 |
本当にMAX2内のDFFは1GHzのクロック入力で動作するのでしょうか?
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タイミングSIM(CLK=1GHz) |
全く動作していませんね。
MAX2の紹介ページによりますと、内部クロックは最大300MHzと書かれていますのでCLKを約300MHzにしてみましたところ動作しました。
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タイミングSIM(300MHz) |
設計した回路が仕様通りの機能を果たしているかのロジカル検証はファンクションシュミレーションで行い、半導体(FPGAやASIC)にインプリメントする段階においては、使用するデバイスで正常動作するかをタイミングシュミレーションにて検証する必要があります。
(続く)
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