Koshian(BLEモジュール)のレッスンゴレライ1

お久しぶり〜
BLEモジュール「Koshian」を購入しましたので触ってみます。

1.Koshianって何ですの?
 マクニカグループがMpressionブランドで今流行りのMakers向けに販売しているBlueTooth Smartのモジュールです。
そして何と980円とリーズナブル!ArduinoのBlueToothシールドは約3000円しますものね。
又、ユカイ工学のKonashi互換のモジュールですので、ファームウェアやSDKはKonashi向けのものが利用できます。


2.Konashiって何ですの?
自作iPhoneアプリと自作ガジェット等をBlueToothで繋いで遊ぶには、Apple社の「iOS Developer Program」に登録して年会費を支払わねばなりません。
更にSPPプロファイルを使用する場合には、MFiライセンスを受けないとAPIにアクセスできません。
しかし、イッチョカマーは基本的に開発ツール等はフリーを信条としています(笑)

で、発見したのがKonashiです。Konashi.jsというiOSアプリをiPhoneにインストールすれば、WEBサイト等に置いたWEBアプリでiPhoneからBlueToothチップを制御できてしまうという優れもの!

3.KoshianでLEDを点灯
Koshianの実装端子は1.27mmピッチなので、ブレッドボードの2.54mmピッチに変換するゲタを作製。面倒な方はユカイ工学のネットショップからKonashi小型化拡張ボード(1980円)を購入すればOK!









3−1. 準備
AppStoreからKonashi.jsをインストールして起動。
Koshianに3.3V電源を供給しますが、単3乾電池2個直列でOKです!
iPhoneのBlueToothをONにしておきます。

3−2.ファームウェアのアップデート
Koshianにプリインストールされているファームウェアは旧バージョンの様ですので、Konashi.jsでKonashiファームウェアの最新版(現在はRev2.0.0-rel04)にアップデートします。
 設定画面からOTAアップデートを選択
Connectをタップして接続できたら、Select Firmwareをタップして、Konashi2.0.0-release-04を選択
Updateをタップしてファームウェアをアップデートします。












3−3.GPIOにLEDを繋ぐ
Konashi2ファームウェアではGPIO0〜7の内、
 GPIO0は入力専用
 GPIO6はI2CのSDA
 GPIO7はI2CのSCL
に固定されています。
よって、LEDを接続して点灯させられるのは、GPIO1〜5の5ケまでです。
チップ(GPIO端子)の電気的スペックが不明ですので、(ハード屋としては雑ですが実験ってことで)LEDをGPIOとGND間に直結しています。手持ちの赤、青、橙のLEDを繋いで5ケ全点灯でもBLEチップが熱くなったりしていませんので結果オーライ(笑)

3−4.LED点灯
Koshianで検索をかけると、jsdo.it上に公開されているKoshian関連のWEBアプリが一覧されます。
jsdo.itにユーザー登録すれば、わざわざWEBサーバーや個人サイトを用意しなくても、WEBアプリを作成したり公開できますので、手軽に実験できます。











テストコード



















次回はPWM出力の予定です。

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